宝石

ブラッドストーン(血石)の色・性質の特徴から言葉・意味まで

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ブラッドストーンはサンゴ、アクアマリンとともに3月の誕生石の1つに選ばれているのですが、日本ではあまり知名度は高くないような気がします。

 

でも、人類最古の宝石の一つと言われているくらい昔から価値を認められていて、伝承なども数多く残っています。

この記事では、そんなブラッドストーンの特徴や宝石言葉などを紹介したいと思います。

ブラッドストーンの基本データ

鉱物名 (英語)ブラッドストーン (Bloodstone)
別名、略称ヘリオトロープ、血石、血玉石、血玉髄
主な産地インド、アメリカ、オーストラリア
主な色黒の下地に赤や赤褐色の斑点
構造六方晶系 または三方晶系
硬度7
比重2.7
屈折率1.54 ~ 1.55
光沢ガラス光沢
岩石の成分SiO2

 

ブラッドストーンの名前の由来

ブラッドストーンを見ればわかるように、黒い下地に赤や赤褐色の斑点が見られます。この模様が血のように見えたため、ブラッドストーン(Blood = 血、stone = 石)と言われるようになりました。

 

その昔、エジプトにヘリオポリスという都市があり、そこでも産出することからヘリオトロープという名前でも知られています。

 

和名でも、見た目そのままに「血石」や「血玉髄」と呼ばれています。

 

ブラッドストーンの性質

ブラッドストーンの主な特徴は以下の通りです。

ブラッドストーンの主な性質

最古の宝石の一つ

イエス・キリストと深い関わりがある?

 

 

1. 人類が初めてお守りとして用いた石

ブラッドストーンは、人類が初めてお守りや宝石として使用した石の一つとされています。

紀元前1世紀ごろには、ブラッドストーンは詐欺から身を守ったり健康を維持したりする力があると考えられていました。

 

また、中世のヨーロッパではむち打ちや殉教を意味する銅像に使われたりしてきました。

 

それ以外にも、止血剤や炎症性の病気の治療薬や鼻血の予防、怒りを鎮め仲違いをもとに戻す薬としても使用されてきました。

2. イエス・キリストと深い関わりがある?

ブラッドストーンは古くから知られていた宝石の一つで、それゆえに歴史や神話などにも度々登場します。

その中で、最も有名なものがイエス・キリストの磔刑にまつわるお話です。

 

イエス・キリストは敵対していた勢力に不当な罪を訴えられ、ゴルゴダの丘というところに磔(はりつけ) にされてしまいました。

磔とは、十字架に手足を固定され、見せしめに殺される刑罰です。

 

さらにキリストは、磔にされたまま、脇腹から肩の方に向けて槍を差し込まれました。(これがいわゆる、ロンギヌスの槍というやつです)

 

このとき、地面に滴った血が石に染み込んでできたのがブラッドストーンと言われています。

 

このような話があるので、ブラッドストーンは「聖なる石」としても知られていて、魔を避けるお守りのように扱われています。

 

他にも数多くの伝承があるので、気になる人は調べてみてください!

 

ブラッドストーンの宝石言葉

ブラッドストーンの石言葉は、以下のようなものが一般的です。

 

ブラッドストーンの石言葉
  • 勇気・友情
  • 心の安定

方向としては2つですね。

1つは、勇気や友情などといった、周囲とのつながりをもたらすというもの。どこから意味がきたのかは定かではないですが、「十字軍遠征のお守りの時に持っていた」などのイメージが強くあるのではないかと思います。

 

2つ目の方向としては、精神安定のイメージです。これは聖なる石、つまり大いなる石としてのブラッドストーンの特徴の一つと言えるのではないでしょうか?

 

パワーストーンとしてのブラッドストーン

パワーストーンとしてのブラッドストーンには、以下のような暗示があります。

パワーストーンとしてのブラッドストーン
  • 流産を防ぐ
  • 安産祈願
  • 生きたいと願う

 

主なイメージは、やはり “血” ですね。ここから生に関する暗示が強く現れます。

 

昔から流産を防いだり、安産祈願のお守りとして知られていて、妊娠をした女性にプレゼントとして送る人も多いようです。

その発展として、「一族の繁栄」という意味もあります。

 

加えて、昔から “持ち主の血に力を与える” 石として、病気などをヒールしたり、血液が活性化することで頭が良くなると信じられきました。

現代医学ではそうした効果は証明されていませんが、お守りとして持ってみてはどうでしょうか?