宝石

オパール(蛋白石) の色・性質の特徴から言葉・意味まで

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美しい色で人々を魅了する宝石は多いですが、その中でもオパールは別格です。色とりどりの輝きに誰しも一度は「手に入れたい」と思うはず。

この記事では、そんなオパールの鉱物としての基本的な性質から、観賞用の石としての意味や石言葉などについても紹介していきたいと思います!

オパール の基本データ

鉱物名 (英語)オパール (Opal)
別名、略称蛋白石 (たんぱくせき)、虹色石
主な産地オーストラリア、メキシコなど
主な色様々
構造非晶質
硬度5 ~ 6
比重1.9 ~ 2.3
屈折率1.37 ~ 1.47
光沢ガラス光沢
岩石の成分SiO2・nH2O

 

オパールの名前の由来

オパールの名前の由来は「貴石」を表す古代ローマ語のopauls  に由来します。

和名では蛋白石と呼ばれています。日本ではかなり昔から人気があり、10月の誕生石にも選ばれています。

蛋白とはその名の通り卵の白身のことです。丸いオパールの形がゆで卵に似ていることからその名が付けられたとされています。

 

また、あとで詳しく紹介しますが、オパールには高級なもの(宝飾品として価値のあるもの)とそうでないものの区別がされており、前者をプレシャスオパール (貴蛋白石)、後者をコモンオパール(普通蛋白石)と言ったりします。

 

オパールの性質


オパールの宝石言葉のうち、代表的なものは以下の通りです。

では、オパールの性質について見ていきます。オパールの特徴のうち、覚えておきたいのは以下の3点です。

オパール の主な性質
  • 遊色効果と呼ばれるきらめきを示す
  • 宝石のでき方が魅力的
  • オパールは不幸の石?

 

1. 遊色効果と呼ばれるきらめきを示す

オパールの最大の特徴が、この遊色効果です。

遊色効果とは?

遊色効果とは、角度や光の具合によってキラキラときらめく現象のことを言います。

原理的には、宝石の表面にある層に光が入り込み、そこで反射や屈折などにより強め合ったり弱めあったりすることで虹のような輝きを示すことを言います。

 

この遊色効果を示すものがプレシャスオパール(貴蛋白石)で、示さないものをコモンオパールと言います。

 

プレシャスオパールはさらにファイヤオパールとブラックオパールに区別されます。遊色効果を示すオパールはかなり珍しく、値段も圧倒的に高くなります。

 

特に日本人に特に人気が高い宝石の一つで、10月の誕生石となっています。

 

正確には上のように遊色効果を示すものをプレシャスオパールと言っているのですが、微妙に遊色を示すものもあるので一般には「高価なもの」をプレシャスオパールと呼ぶ場合が多いです。

 

2. 宝石のでき方が独特

オパールの多くは堆積岩という、岩石や生物の小さなカケラが海や湖に沈殿してできた岩の中で、シリカを含んだ熱水が冷やされて固まって作られます。

 

また、地層に埋まっている木や貝殻などが長い年月をかけてシリカに交代することでもオパールは生成されます。

 

オパールは非晶質と呼ばれ「きちんとした配列をしていない分子結晶」からなるので、一つ一つが全て異なった模様や色を示します。

「同じ模様は2つとしてない」この特徴は収集家たちの心を引きつけ、独特の輝きを放つものはコレクションとしての価値も高いとされています。

 

オパールは5〜10%くらいの水分を含みます。実は、宝石の中で水分を持つのはオパールただ一つだけです。

水分が蒸発してしまうとひび割れたりインクルージョンが入ったりしてしまうので、宝石店などではガラスケースや瓶に入れて保管されているところが多くなっています。

※いったん乾燥処理をしているものもあるので、取り扱いは宝石店に確認を取るようにしてください。

 

3. オパールは不幸の石?

「オパールは不幸の石」と聞いたことがある人は多いかもしれません。ただ、中世には、オパールは幸運の石とされてきました。

幸運の石から不幸の石になってしまったのには、ストーリーがあったのです。

 

1829年に、不思議なオパールを身につけた女性が主人公の小説が発表されました。この小説が、ふとしたことでオパールに聖水が降りかかった時、持ち主に死がもたらされたという内容だったのです。

 

小説が発表されて1年もしない間に、ヨーロッパではオパールの人気がなくなってしまいました。

このため、今でもヨーロッパでは「オパールは不幸の石」というイメージが絶えないのです。

オパールの宝石言葉

オパールの宝石言葉
  • 純真無垢
  • 幸運・希望
  • 忍耐

 

先ほども紹介しましたが、オパールはもともと幸運の石として知られていました。そのため、希望や幸運などプラスイメージの言葉が多くなっています。

 

パワーストーンとしてのオパール

パワーストーンとしてのオパールで有名なイメージは「想像力」です。

遊色効果のような色とりどりに輝くその姿から、自分の才能を人それぞれに開花させるパワーを持っているとされます。

 

ちなみに、それ以外にも色々な暗示を示しています。

 

パワーストーンとしてのオパール
  • 持ち主を輝かせる・潤わせる
  • 持ち主に様々な変化をもたらす
  • 周りの人から愛されるようになる

 

オパールは水を内部に含む石なので、持ち主に潤いを与えたり、若さを取り戻させたりするという暗示を受け取る人が多いようです。

 

また、見方によって様々に色を変える「変化」から、持っている人を日常から抜け出させるというイメージがあります。この変化は必ずしもプラスのニュアンスだけではないですが、退屈な日常に飽き飽きした人にはオススメかもしれません。