宝石

ルビー (紅玉)の色・性質の特徴から言葉・意味まで

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ルビーは格式が高い石で、宝飾品としても価値はもちろんのこと、指輪やブレスレットなどのアクセサリーにもよく使われているジュエリーです。

7月の誕生石としても知られていて、日本人にも馴染みのある石ですね。

 

この記事では、そんなルビーの色や性質からパワーストーンとしての言葉や意味などについても紹介していけたらと思います。

ルビーの基本データ

鉱物名 (英語)ルビー (Ruby)
別名、略称紅玉 (こうぎょく)、鋼玉 (こうぎょく)、パープルサファイヤ
主な産地ミャンマー、タイ、スリランカ、ベトナム
主な色赤、赤紫、
構造六方晶系 または 三方晶系
硬度9
比重4.0
屈折率1.76 ~ 1.77
光沢ガラス光沢
岩石の成分Al2O3

 

ルビーの名前の由来

ラテン語の「赤」を意味するrubeus (ルベウス) が語源になっています。

また、サンスクリット語の「宝石の王様」という意味である ratenaraj (ラトナラジュ) からきているという説もあります。

 

和名の紅玉は、そのまま「赤い宝石」という意味ですが、これは ルビーがコランダム (鋼玉)の変種であることも関係していると思われます。

 

ルビーの性質


ルビーの代表的な性質は、以下の3つが挙げられます。

ルビーの主な性質
  1. 採取できる場所が限られている
  2. 色によって呼び方が異なる
  3. 「赤色」の呼び方が独特

 

1. 採取できる場所が非常に限られている

ルビーが産出するのは、ミャンマー、タイ、スリランカなどごく一部の地方に限られています。お気付きの通り、これらの国は主にアジアにあり、その中でも最高級品が採れるのはごく一部の地域のみでした。

また、10カラット (2.0 g) を超える重さの宝石は発見が困難ということもあるので、ヨーロッパにおいては “ダイヤモンドよりも貴重な石” とされてきた時代がありました。

 

ダイヤモンドは、フランスの科学者、ベルヌーイが1902 年に世界で初めて、宝石の人工製造法を成功させました。これは「ベルヌーイ法 (火炎溶触法)」と呼ばれています。

ちなみに、ルビーの人工生成は錬金術が成功した数少ない例としても知られています。

 

2. 色によって呼び方が異なる

ルビーは、色によって呼び方が変わる宝石の一つです。基本の宝石は「コランダム (鋼玉)」と呼ばれています。

 

このコランダムの主成分は酸化アルミニウムなのですが、その中に色々な不純物が混じることによって、様々な色味を帯びます。それによって名前が異なります。

 

コランダムの呼び方

無色:コランダム

赤色:ルビー (アルミニウムの一部がクロムに置き換わる)

青色:サファイア

ピンク色:パパラッチャ

 

3. ルビーの「赤」は独特な色味

ルビーの赤は「ルビーレッド」と呼ばれ、独特な色合いになっています。

また、最高級ルビーの色は「ピジョン・ブラッド(鳩の血)」と「ビーフ・ブラッド(牛の血)」という、血の色味で表されるというなんとも不思議な呼び方をします。

 

ピジョン・ブラッド (鳩の血)

ミャンマーのモゴック鉱山で、天文学的な確率で発見される、深く澄んだ赤色のルビーはピジョンブラッドと呼ばれています。これは、最高級ルビーの一つとして知られています。

ミャンマーは数年前まで紛争が起きていて、さらにはルビー自体の採れる量も少ないため、大変貴重な石となっています。

 

このため、富や権力の象徴として知られていて、身につける人も多いようです。

 

ビーフ・ブラッド (牛の血)

ビーフブラッドは、タイで採取される最高級ルビーの1つです。

ビーフ・ブラッドは鉄分を含んでいるのでピジョンブラッドに比べて黒っぽい色が強く出てしまっています。

 

このため、価格的にはピジョンブラッドの半分程度とされていますが、それでも貴重な石には変わりありません。

 

チェリー・ブラッド

チェリー・ブラッドはスリランカやベトナムで産出するルビーです。

クロムの量が少ないため、透明なピンク色に近い色になっています。

 

石自体のルビーとしての価値はそこまで高くはないのですが、可愛らしい色味と求めやすい価格もあってか、最近、若い人を中心に人気が高まっています。

 

ダイヤモンドの石言葉

では、続いてはダイヤモンドの石言葉について説明していきたいと思います。

 

ダイヤモンドの石言葉
  • 熱情・愛情
  • 純情・仁愛
  • 勇気

基本的に、炎のイメージを読み取ることができると思います。

特にルビーの赤は燃えるような色をしていて、深紅という言葉がぴったりな印象があります。

 

昔から「勝利を呼び込む石」としても知られていて、持ち主に力強いパワーを付与し、勝利をもたらすとされてきました。

そのため、王や時の権力者が好んで身につけたとされています。

 

イギリスの文豪、ウィリアム・シェイクスピアは『夏の夜の夢』の中でルビーを “妖精からの贈り物” と称しました。

先ほどもも書いた通り、ルビーはヨーロッパでは大変貴重な石でした。

 

どのくらい貴重だったかというと、この石を巡って、貨幣制度ができたとまで言われていると言えばイメージはわくでしょうか?

 

パワーストーンとしてのルビー

パワーストーンとしてのルビーは以下のような意味を持っています。

 

パワーストーンとしてのルビー
  • 元気になりたい
  • 勢力を高めたい
  • セクシーな魅力、妖艶さを引き出したい

ルビーの赤からパワーをもらったという人は多いようです。

情熱や勝利など “勝ち” を強くイメージさせる石だったりする他に、邪気を払うといったイメージもあるみたいです。