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サードニクス (紅縞瑪瑙)のストーリーから言葉・意味まで

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サードニクス(紅縞瑪瑙)は、ブラックオニキスと同じくアゲート(メノウ)の1種です。中でも「夫婦円満の石」として知られていて、8月の誕生石の1つに数えられています。

 

この記事では、そんなサードニクスにまつわるストーリーから、石言葉やパワーストーンとしての意味などについて解説していきたいと思います。

サードニクスの基本データ

鉱物名 (英語)サードニクス (sardonyx)
別名、略称サードニックス、紅縞瑪瑙 (べにしまめのう)
主な産地アルゼンチン、オーストラリア、チェコなど世界各地
主な色紅色
構造三方晶質 または 六方晶質
硬度6.5 ~ 7.0
比重2.55 ~ 2.70
屈折率1.53 ~ 1.54
光沢ガラス光沢
岩石の成分SiO2

 

サードニクスの名前の由来

サードニクスの由来ははっきりとしたものはわかっていませんが、古代ギリシャ時代のリディア王国(現在のトルコのあるアナトリア) の首都 Sardis (サルディス)からきているという説と、ギリシャ語で赤を意味するSard (サード)と爪を意味するOnyx (オニキス)が合わさったというものが一般的です。

 

日本語の紅縞瑪瑙(べにしまめのう) とは、その名前の通り紅色の縞模様が入った瑪瑙(アゲート) だということから呼ばれるようになりました。

 

Onyx (オニキス) の「爪」という意味は、ネイル(nail)という言葉の語源と同じだとされています。

 

サードニクスの性質・ストーリー

サードニクスは鉱物的な特徴としても面白いものを持っています。

サードニクスの主な性質
  1. 瑪瑙とオニキスとの関係は?
  2. エルサレムの城壁にも掲げられていた
  3. 人類最古の宝石の一つ?

 

1. 瑪瑙とオニキスとの関係は?

そもそも、瑪瑙(アゲート)とは、蛋白石や石英などが堆積してできた鉱物の種類のことを言います。

その中で、蛋白石や石英の層が交互に出ていたり、縞模様になっているものを縞瑪瑙と呼びます。

 

そして、その縞瑪瑙の中でも、平行に縞が見えるものをオニキスと言います。オニキスは綺麗な層状になっているものは宝石として重宝されます。

 

そして、そのオニキスの中でも、特に赤と白が綺麗なものをサードニクスと言います。

瑪瑙(アゲート):鉱物のでき方

オニキス:瑪瑙の中で、縞模様が綺麗に見えるもの

サードニクス:オニキスの中でも、赤と白の層が美しいもの

 

このように、厳密に「どこからどこまでがオニキスで、どこからがサードニクス」という決まりはないので、しばしば混同されることがあります。

また、瑪瑙も宝石の名前として呼ばれることもあるので、分類分けはかなり個人差があります。

 

瑪瑙のうち、縞模様が確認できないものをカーネリアン(紅玉髄)と呼ばれたりします。

なので、サードニクスは「カーネリアンの中で、白い線状痕があるもの」とも言えるのです。

 

2. エルサレムの城壁にも掲げられていた

新約聖書、『ヨハネの黙示録』21章19節から20節までには、エルサレムの城壁の土台には12の宝石が飾られていたとされています。

 

 都の城壁の土台石は、あらゆる宝石で飾られていた。第一の土台石は碧玉、第二はサファイア、第三はめのう、第四はエメラルド、 第五は赤縞めのう、第六は赤めのう、第七はかんらん石、第八は緑柱石、第九は黄玉、第十はひすい、第十一は青玉、第十二は紫水晶であった。

ヨハネの黙示録 21章19節

 

この中の、赤メノウがサードニクスを表しているとされています。

このようにサードニクスは聖書にも出てきているので、神具や教会などの宝飾品にも使われました。

 

3. 人類最古の宝石の一つ?

サードやサードニクスは人類最古の宝石の一つとされています。

その証拠に、ハラッパやミネーケ、アッシリア文明でも宝石とされていたという話があり、水晶などとともに古くから貴重な石として知られていたことが伺えます。

 

古代の文明ではカメオやインタリオなどの素材とされていて、その装身具は神秘的、医学的な要素を持つものとして扱われてきました。

魔除けの効果も信じられていた時代もあったそうで、今でも魔除け対策のお守りにもなっているみたいです。

 

サードニクスの宝石言葉

サードニクスの宝石言葉は、以下のものが一般的です。

サードニクスの宝石言葉
  • 幸せな結婚
  • 家庭円満
  • 情熱

 

幸せや情熱などのプラスイメージは、赤色の美しい色から想起されたと考えられます。

 

また、赤と白が交互になることから動と静、陰と陽の象徴ともされてきました。ここから男女の関係のシンボルとも受け取られ、夫婦円満というイメージも付与されてきました。同時に、長い年月をかけてできた鉱物なので、夫婦関係が長続きするという暗示もあります。

 

また、赤と白が交互にバランスよく配置してある様から、「和合の石」としても愛されてきました。夫婦以外にも、恋人や親族、友人などの関係を修復したり、長続きさせる石として願いを込める人もいます。

 

パワーストーンとしてのサードニクス

パワーストーンとしてのサードニクスは、こんな人におすすめです。

パワーストーンとして
  • 相手といい関係になりたい
  • 夫婦円満、幸せな家庭生活を築く

 

サードニクスは、パワーストーンとしても「夫婦の幸せ」というイメージががかなり色濃く反映されています。

なので、結婚記念のお守りなどに買い求める人が多いみたいです。