宝石

トルマリン(電気石)の色・性質の特徴から言葉・意味まで

tourmaline-titleimage

電気石とも呼ばれているトルマリンは、その名前の通り電気を帯びるという不思議な性質を持つ石です。

また、最も多色な宝石の一つとされていて、赤、青、ピンク、緑など色とりどりの石が楽しめる宝石でもあります。

 

この記事では、そんなトルマリンの性質やパワーストーンとしての言葉の意味などについて説明していきたいと思います!

トルマリンの基本データ

鉱物名 (英語)トルマリン (Tourmaline)
別名、略称電気石
主な産地ブラジル、アメリカ、タンザニアなど
主な色透明、白、緑、青、ピンク、橙など様々
構造六方晶系
硬度7.0 ~ 7.5
比重3.0 ~ 3.3
屈折率1.62 ~ 1.65
光沢ガラス光沢
岩石の成分XY9B3SI6027 (X)Ca,Na,K,Mn (Y)Mg,Fe,Al,Cr,Mn,Ti,Li

 

トルマリンの名前の由来

トルマリンの語源は、シンハリ語(もしくはシンハラ語) という、スリランカで話されている言葉の「turmali」に由来していると言われています。

この「turmali」はもともと “様々な色の石や宝石” という意味があり、特にイエロージルコンという石の呼び名でした。それがだんだんトルマリンとジルコンの混ざったものにも使われるようになって、今ではトルマリンだけがその名で呼ばれるようになったと伝えられています。

 

また、和名の電気石(でんきせき) というのは結晶を温めると電気を帯びる石の性質に基づいています。

 

トルマリンの性質

トルマリンは、電気石と呼ばれることからもわかる通り、電気と深い関わりがあります。また、色の種類の豊富さも魅力です。

このセクションでは、この2つについて詳しく説明したいと思います。

 

トルマリンの主な性質
  1. 電気と深い関わりがある石
  2. トルマリンが健康にいいって本当?
  3. 宝石の中で、最も多いカラーバリエーションを持つ

 

1. 電気と深い関わりがある石

トルマリンが電気石と呼ばれるように、石の周りに微小な電気を帯びる性質を持っています。

その詳しい仕組みの説明は省略しますが、簡単に言うと結晶の状態の変化によって生じたエネルギーが電気として生じると言うものです。

 

このため、トルマリンが電気を発生させるには、「結晶を熱する」か、「圧力を加える」というような操作が必要です。

 

また、多くの人が勘違いをしていますが、トルマリン自体は電気を通すわけではありません。それどころか、トルマリン自体は電気を通すことのない絶縁体です。

 

トルマリンの電気を帯びる性質を最初に発見したのは、オランダの宝石商人だったと言われています。

彼らは、真夏の太陽に温められたトルマリンの周りに塵や埃が吸い寄せられるという不思議な現象を発見して、「珍しい石」として重宝していたそうです。

 

2. トルマリンが健康にいいって本当?

トルマリンという言葉を聞くと、様々な健康製品をイメージする人も多いのではないでしょうか?

トルマリンは、2005年あたりを境に一気に日の目を見た商品で、以下のようなものがたくさん売り出されました。

 

トルマリンを使った商品
  • トルマリン布団
  • 化粧品、シャンプーなど
  • マグネット
  • サプリメント

etc…

また、トルマリンは「マイナスイオンを放出する」などと言ってトルマリンを水に入れた “トルマリン水” というものまで販売されていました。

中には国が効果を証明したものもあり、本当に健康に効くものもあるようですが、多くのものは科学的に効果が証明されたものばかりではありません。

 

購入するにしても、お守りのように「お願いをする」くらいの気持ちで買ってみてはいかがでしょうか?

 

実は、トルマリンの健康効果が初めて注目されたのは、トルマリンの鉱山で働く人の医療費がダントツに低かったからなんです。

この原因はなぜかということは明らかになっていないみたいなので、トルマリンが健康に良いというのはあながち間違っていないかもしれませんね。

 

3. 宝石の中で、最も多いカラーバリエーションを持つ

トルマリンは、2019年現在、5分類、13種類のグループ名です。なので、一口にトルマリンといっても様々なカラーバリエーションがあるのです。

 

これらの石は、色ごとに違った効果や意味を持っているとされていて、それぞれがパワーストーンとしても認められています。

各ストーンについては、もう少し後ろのパワーストーンの箇所で紹介します。

トルマリンの宝石言葉

トルマリンの代表的な宝石言葉は、以下のようなものです。

トルマリンの石言葉
  • 希望、念願
  • 純白
  • 寛大、落ち着き
  • 忍耐
  • 健やかな愛

 

“健康” などのワードがないことに驚いた人も多いかもしれませんが、こうしたイメージは近年発売されたグッズなどの影響です。

トルマリンは外傷や化学変化に強いので、”耐える” という意味や長続きするような愛、希望などの暗示が出てきたのではないかと考えています。

 

パワーストーンとしてのトルマリン

パワーストーンとしてのトルマリンは、少し前にも紹介した通り、色によって暗示がそれぞれに異なっています。

そこで、それぞれの石について個別に見ていきたいと思います。

 

ピンクトルマリン、ルベライト(赤色 ~ ピンク)

ピンク系の色が強ければピンクトルマリン、紅のような深い赤になっていくとルベライトと呼ばれるようになります。

宝石業界の中で、赤色は恋愛と勝負運と相場が決まっているのですが、トルマリンの場合は恋や愛の暗示が強いです。

持ち主に勇気を与えたり、後一歩をサポートする石として身につける人が多いようです。

 

ブルートルマリン、インディゴライト(青色)

サファイヤに似た鮮やかな青色をしているとブルー、それよりも暗い、深い色を讃えるとインディゴと呼ばれます。

気持ちを落ち着ける効果や、自分を見つめ直す時に手に取ると副交感神経が優位になって落ち着くことができます。

また、聡明な石としても知られていて、勉強のお守りとしても知られています。

 

グリーントルマリン、ヴェルデライト(緑色)

ヴェルデとは、イタリア語で「緑」のことなので、どちらも緑色のトルマリンのことを示しています。

グリーンのトルマリンは珍しいのですが、その中でもクロムが微量混じったクロムトルマリンという石はさらに貴重で、高価な値で取引されています。

 

また、アレキサンドライトのように変色効果のあるものもありますが、他の宝石のようにはっきりと視認できないものが多いです。

 

ブラックトルマリン、ショールトルマリン(黒)

;
種々のトルマリンの中で、とりわけ電気を帯びる性質が強いのがこのブラックトルマリンです。健康製品などで “トルマリン” といえばこのブラック・トルマリンのことを指す場合が多いです。

他のトルマリンに比べて鉄を多く含んでいて、和名も「鉄電気石」と言います。産出量も最も多いので宝石としての価値はそれほど高くありません。

 

ウォーターメロン(ピンク + 緑色)

見ていて一番面白いと感じる人が多いのがこのウォーターメロン(トルマリン)です。内側が薄いピンク色で、外側が緑色です。

この色合いが、スイカのように見えることからこの名前がつきました。

赤と緑という色の取り合わせも素敵なことから、アクセサリーや宝飾品などに使われることも多いです。

 

バイカラートルマリン、パーティーカラー(2, 3種類以上の色)

2種類の色が混じっているのがバイカラー、3種類以上の色が入っているものがパーティーカラーと言われています。なので、分類上はウォーターメロンもバイカラーの一種なんです。

 

多くの色が内在している石は、それぞれの色の特徴を持っているとして重宝されることが多いです。

 

パライバトルマリン(鮮やかなブルー、グリーン)

 ブラジルのパライバと呼ばれる鉱山で産出したトルマリンは、鮮やかな青をしていることから特別にパライバトルマリンと呼ばれていました。

ネオンを思わせる輝きを持っているので、ネオントルマリンとも呼ばれています。

 

今では産出量が減ってきたことから、市場に出回っている量はそこまで多くはありませんが、それゆえにプレミアがつく石です。

 

トルマリンは色が多いので、幾つもの色を集めてブレスレットにしたり、7色集めて虹に見立てたりするのが流行っています。

ぜひ試してみてはいかがでしょうか?